2021.01.22 金 10:55
こんにちは。
今回は、肋軟骨を使った鼻中隔延長術の症例です。
鼻中隔延長術は、鼻先を高く前に出しつつ、下方向にも下げる隆鼻術です。
特に鼻先が低く上を向いているアップノーズの場合には、鼻中隔延長術をするとダイナミックに変化します。
鼻中隔延長術をするには、軟骨を使って鼻先を伸ばします。
使う軟骨は、耳介軟骨、鼻中隔軟骨、肋軟骨があります。
肋軟骨のメリットとしては、他の軟骨に比べて大きくしっかりした強さの軟骨なので、鼻の高さをしっかり出したい場合には有効です。
デメリットとしては、肋軟骨は肋骨の一部なので、乳房下の溝部分を20mm程度切開する必要があります。
何度も鼻の手術を受けていて耳介軟骨も鼻中隔軟骨も使用できない他院修正の手術では、肋軟骨を使用することが多いです。
今回の症例の方は、鼻中隔延長術と同時に鼻孔縁下降術も追加しました。
鼻孔縁下降術は、鼻の穴の縁部分に耳介軟骨を移植して、鼻の穴を下げて目立ちにくくします。
特に鼻孔縁にノッチ(切れ込み)があるケースでは、縁部分がストレートになりすごく良い形になりますのでお勧めです。
鼻筋には、I 型プロテーゼを使用しています。
術前と、術後3ヶ月の経過です。
ナチュラルにシュッとほっそり綺麗な鼻になりました!
患者さまにもたいへん喜んでいただけました!
モニターのご協力ありがとうございました。
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