2024.09.24 火 16:43
今回は、耳介軟骨移植による鼻尖縮小術と、小鼻縮小術を同時に行った症例です。
ビフォーアフター
皮弁を用いた当院の小鼻縮小術は人気の治療のひとつです。
ただ、もともとだんご鼻(鼻先が太い)の場合、小鼻の幅が小さくなるとだんご鼻がより強調されて目立ってしまうことがあります。
だんご鼻と小鼻も両方気になる場合は、先に鼻尖縮小術をしてから後日に鼻翼縮小術をするか、同時に行う形がお勧めです。
手術内容にもよりますが、今回のように耳介軟骨移植のみの鼻尖縮小術であれば、鼻翼縮小術も同時にできます。
鼻尖縮小と小鼻縮小のW効果で、鼻全体がバランス良くすっきりした印象になりました。
当院では皮弁を用いた鼻翼縮小術を行っており、自然な丸みを残した小鼻に仕上がります。
後戻りが少ないというメリットもあります。
さらに、なるべく外側を切らずに行いますので、傷跡も目立ちにくいという特徴があります。
手術費用(税込)
鼻翼縮小術(皮弁法) ¥440,000
耳介軟骨移植(鼻先) ¥330,000
静脈麻酔 ¥55,000
ダウンタイム
腫れ・内出血はそれほど目立ちませんが、1~2週間程度で落ち着きます。
術後の24時間固定が4~5日必要になります。
一時的に皮膚の赤みや硬さを生じますが、徐々に改善します。
形の仕上がりは、術後3ヶ月~半年程度が目安です。
リスク・合併症
・血腫
術後に出血が起こり、皮膚の下に溜まってしまうことがあります。必要に応じて、血種を取り除く処置を行います。
・感染(化膿)
まれですが、感染による腫れや炎症を起こすことがあります。必要に応じて、抗生剤の点滴などの処置を行います。
・変形
まれですが、移植軟骨の部分的な吸収やずれなどによって、へこみやゆがみなどの変形がおこることがあります。必要に応じて修正を行いますが、改めて軟骨や筋膜の採取が必要になることもあります。
・元々の鼻の曲がりや小鼻の左右差などは、手術をしても完全に無くならないことがあります。