2018.10.18 木 16:17
ほくろ除去の施術は悩みの種であるほくろを取り除く効果的な施術です。しかし、アフターケアを丁寧に行わないと傷跡が目立って残ってしまう可能性があります。
そこで今回は、ほくろ除去の術後に行うべき効果的なアフターケアについて詳しくご紹介します。
ほくろ除去のどんな施術でも共通して行うべきアフターケア
ほくろ除去にはいくつかの施術方法がありますが、全ての施術において共通するアフターケアとして挙げられるのが紫外線対策です。
ほくろが取り除かれた後の患部は、傷が残りとてもデリケートな状態です。そのため、紫外線ダメージを受けやすくなっています。この頃に対策を怠って紫外線を浴びてしまうと、傷跡が目立って残る原因となります。
施術直後から傷跡が目立なくなるまでは、特に念入りに紫外線対策を行うようにしましょう。
切開によるほくろ除去のアフターケア
《術後の患部の状態》
まず紹介するのが、切開によるほくろ除去後のアフターケアです。この項目では、くり抜き法ではなく切縫法で行った場合のケースについて紹介します。
これは、ほくろの周りを囲うように切開してほくろを取り除いた後、皮膚を縫合する施術法です。そのため、ほくろに対して1.5〜2倍ほどの縫合線が傷として残ります。
また、傷が安定するまでの間は傷口に糸が残った状態です。約1週間後に抜糸が行われます。
《行うべきアフターケア》
切開後の患部は、感染症を予防するために数日間は水に濡らさないように生活を送る必要があります。もしも水が付着してしまった場合は、清潔なタオルやティッシュでやさしく拭き取りましょう。
また、抜糸が終わった後も、傷が開いてしまう恐れがあるので強い刺激は与えないようにしましょう。
その上で、傷が治る過程にある抜糸後から3ヶ月ほどは、ケロイド(傷の盛り上がり)を防止するために患部の上からテープを貼るのも効果的です。テープの種類によっては、同時に紫外線対策効果を得られるものもあります。
レーザーや電気メスによるほくろ除去のアフターケア
《術後の患部の状態》
レーザーや電気メスの術後は、ほくろがあった部分が薄く削り取られ、凹みができている状態です。切開は行うものの縫合をしないくり抜き法の術後と同じような状態になります。
術後直後はほくろがあった部分がピンク色の傷になっており、術後数日間はぐじゅぐじゅとしたり赤みが気になったりすることがあります。
《効果的なアフターケア:湿潤療法を行うべき理由》
こうした傷の跡を残さないための、効果的なアフターケアが湿潤療法と呼ばれるものです。やけどの治療の際などにも用いられる効果的な治療法です。
通常傷ができると、傷口が乾燥してカサブタができます。しかし湿潤療法とは簡単に言うと、傷を覆うようにテープを貼ることで傷口から出る体液(滲出液)を保ち、乾燥を防ぐことで傷を治していく方法です。
この湿潤療法には傷の治りを早めたり、痛みを和らげたり、傷跡を残りにくくしたりする効果があります。湿潤療法を行う上で市販されているものでは、「キズパワーパッド™」と言われる製品が代表的です。
《湿潤療法のやり方》
通常湿潤療法を行う場合、最初の処置はクリニックで行ってもらえることがほとんどです。基本的には、クリニックの指示を守って湿潤療法を進めるようにしましょう。
クリニックでつけてもらった最初のテープには、徐々に体液が溜まりテープが白くぷっくりと膨れ上がっていきます。そのまま経過を観察し2〜3日後、またはこの膨らみ(体液の浸透)がテープの端にまで達してしまったら、その時点で交換のタイミングです。
交換の際は、優しくテープを外し傷口の様子を観察しましょう。感染の疑い(熱感や腫れ)などの問題がなければ、傷口を優しく水で洗い流します。その上で傷口を十分に覆うサイズのテープを再び貼ります。
これを、2〜3日ごとに繰り返していくことで、徐々に傷口からでる滲出液の量が減っていきます。テープの白い膨らみがなくなった頃が、傷が治りケアを終了させるタイミングの目安です。
注意点としては、湿潤療法は自己の治癒能力を高めるための方法なので、張り替えの際に消毒をする必要はありません。また、生活を送る上でテープの一部が剥がれてしまった場合などは、早めにテープを交換するようにしましょう。
傷跡を残さないためにアフターケアはとても大切
ほくろ除去の傷跡がどのように残るかは、術後のケアをいかに行うかに大きく左右されます。
ほくろ除去の傷跡が目立たなくなるまでは、数ヶ月にわたってのケアが必要になりますが、根気よく丁寧に行うことが大切です。
ほくろ除去の施術を検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
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