2018.10.18 木 10:43
大きく膨らんだほくろやその位置に悩みを抱え、除去を望む方は少なくありません。
実はそんなほくろ除去の施術は、いくつかの基準を満たすことで保険が適用されることがあります。
そこで今回は保険が適用される時の基準や、メリット・デメリット、自由診療との比較などについて詳しくご紹介していきます。
ほくろ除去は保険が適用されるケースがある
《保険が適用される基準》
まず保険が適用されるためには、施術を検討するクリニックが保険内での治療を行っていることが必要です。美容外科や美容皮膚科の中には自由診療での治療のみを取り扱っている場合もあるので、あらかじめ調べておく必要があります。
次に、ほくろの状態についてです。一般的に、ほくろを保険適用内で除去するべきと医師が判断するのは、メラノーマやメラノーマの可能性がある場合、ほくろによって生活に支障がでている場合などです。
メラノーマである可能性が疑われる場合は、病気の治療のための一貫としてほくろを除去し、そのまま除去したほくろを病理検査に出します。
これらの基準を通して保険適用されることになった場合、行われる施術は切開を伴う施術になることがほとんどです。当たり前ですが、審美目的でほくろを除去したいという場合に保険が適用されることはありません。
どうしても保険適用内で施術を行いたい場合は、まずはご自身のほくろが、保険適用内で除去できるのかをいくつかのクリニックのカウンセリングで聞いてみましょう。
《保険が適用された場合にかかる費用》
同じ切開の施術でも、ほくろの大きさや位置、施術方法などによってその費用には幅があります。
保険診療となった場合の費用の相場としては、直径5mm以下のほくろの場合、5,000〜10,000円くらいで施術が受けられることが多いようです。
自由診療で切開による施術を受ける場合は、50,000〜100,000円ほどの費用が掛かるため、保険診療となれば費用はかなり抑えられることになります。
レーザー治療などは保険が適用されにくい
一般的に、保険診療で行われる施術はほとんどが切開を伴う施術です。
ほくろ除去の施術は切開による方法だけでなく、レーザーによってほくろを削りとる方法もあります。しかし、保険適用の治療の場合レーザーによる治療が行われることはほとんどありません。
《レーザー治療が適用されにくい理由》
レーザー治療が保険適用されにくい理由としては、まずこの治療は審美目的で行われることが多いためです。治療の動機が美容目的である場合は、保険が適用されることはありません。
次の理由としては、レーザーで除去する際にほくろの細胞が破壊されてしまうため、その後の病理検査が行えないことが挙げられます。
そのため、基本的にレーザー治療によるほくろ除去を望む場合は、自由診療の範囲で行われることが多いことを知っておきましょう。
保険適用だと審美面が考慮されない場合がある
信頼できるクリニックであれば、たとえ保険診療であっても縫合や術後のケアを丁寧に行ってくれることが多いでしょう。ただ、そうした保険適用の場合、ほくろによって支障がでていた機能の回復や、病理検査を行うための手段となってしまうことで、術後の審美面がしっかりと考慮されるという保証はありません。
また、もしも保険適用の施術を受けて傷跡などのトラブルが起こってしまった場合でも、審美的な理由をもとに修正手術を希望することはできません。
こうした保険適用の側面についてもしっかりと理解しておくことが大切です。
自由診療の方が費用や体への負担を軽減できる場合もある!
切除を望むほくろが5mm以下程の小さなほくろであった場合は、施術方法によっては自由診療でも保険が適用された時と値段がそこまで変わらないことがあります。
5mm以下のほくろであれば、CO2レーザーによるほくろ除去の施術を5,000〜10,000円くらいで受けられるクリニックも多く見られます。
それだけでなく、保険診療内で切開による施術を受けるよりも、自由診療で治療を選択することによって体への負担を軽減できることもあります。
”保険診療”というと、必ず自由診療よりも費用が抑えられるというイメージがあるかもしれません。しかしほくろ除去に関してはそうでないケースもあるので、短絡的に保険診療を選択しないように注意しましょう。
ただ、レーザー治療では対処が難しいサイズのほくろであった場合はこの限りではありませんので、しっかりと医師と相談のもと自分に合った施術法を検討するようにしましょう。
ほくろ除去の施術を検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。 まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。