2018.10.16 火 17:21
大きくて目立つほくろや、膨らんでいるほくろに関して悩みを抱える方は少なくありません。
しかし、そんなほくろは治療によって除去することが可能です。ほくろ除去治療にはいくつかの種類がありますが、今回はそんな中から切開によるほくろ除去について詳しくご紹介していきます。
切開によるほくろ除去とは
皮膚にメスを入れることでほくろを除去する方法です。ほくろの直径に対して、1.5〜2倍くらいの長さで切開を行います。
多くの場合ほくろを囲うように紡錘形にメスを入れ、ほくろがある部分を取り除きます。その後縫合を行い、手術は終了します。
かかる費用は、切除するほくろのサイズや保険が適用されるかどうか、施術を受けるクリニックによって大きな幅があります。大体の目安としては、保険が適用される場合は5mm以下のほくろで10,000円前後、自由診療の場合は50,000〜100,000円前後であることが多いようです。
《メリットとデメリット》
この施術のメリットは、他のほくろ除去の施術に比べて再発のリスクが低いことや、5mmを超えるような大きなほくろにも効果がある点などです。
ただ、切開による施術が難しい部位がいくつかあります。また、他の施術に比べて通院しなければならない点や、切開を伴う分長期のダウンタイムが必要になる点などがデメリットとして挙げられるでしょう。
ダウンタイムと術後経過
切開を伴う施術であるため、術後は1〜2週間ほど腫れや痛みなどの症状がでる可能性があります。また、抜糸までの1週間は、手術部位に糸が残った状態になります。その際、傷口は肌色のテープなどで固定されることが多いようです。
シャワーは早くて当日、遅くても翌日には可能になりますが、その際、感染などのリスクを回避するために傷口が濡れてしまわないように気をつけましょう。また、傷口が安定するまでは患部をこすったり刺激を与えたりしないように注意する必要があります。
痛みはどれくらい?
切開をともなうほくろ除去の施術は、基本的に局所麻酔を施してから行われます。麻酔の際に多少の痛みはありますが、手術中は痛みを感じません。
術後は麻酔が切れてくるとともに、軽い痛みが2〜3日ほど続くことがあります。しかし、この症状も処方される鎮痛剤で緩和することができるので過度な心配をする必要はありません。
傷跡はどれくらい残るのか
切開を伴う施術なので、その分術後は傷跡が残るというリスクがあります。術後はほくろの直径の2倍ほどの傷跡が残り、手術直後は縫合の糸と共に目立って残ります。
抜糸後から傷口は徐々に治癒していきますが、気にならない程度にまで傷が目立たなくなるまでは3ヶ月〜半年、長ければ数年は掛かってしまうこともあります。
ただよほど大きな傷跡でなければ、術後数ヶ月も経てばファンデーションやコンシーラーでほとんど分からないくらいにまで隠すことができます。
《傷跡を残さないために大切なこと》
切開する施術なので、完全に傷跡を残さないということはできません。しかし傷跡を目立たないように残さないためにできることはいくつかあります。
まず、施術を受ける医師選びを慎重に行うことが大切です。術後の傷跡は、医師の縫合の技術に大きく左右されます。経歴やカウンセリングでの印象、第三者の評価などから、本当に信頼できる医師を選んで施術を受けるようにしましょう。
また、術後のケアも傷跡を残さないために大切です。まず、術後の皮膚は大変デリケートな状態のため、紫外線のダメージを受けやすくなっています。よって、患部の紫外線対策は特に念入りに行うようにしましょう。
また、術後に塗ったり貼ったりするように指示された軟膏やテープがある場合は、怠らずにしっかりと指示を守って患部をケアするようにしましょう。
ほくろ除去には切開以外の方法も!自分にあった方法の選択が大切
ほくろ除去手術は切開による方法だけでなく、炭酸ガスレーザーや電気メスによる切除などいくつかの方法があります。
それぞれに費用や効果、メリット・デメリットが異なるので、施術を検討する際は本当に自分にあった方法はどれなのかを知ることが大切です。
ほくろ除去の施術を検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。 まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。